ドクターXの神原晶の正体は?手術した病気や金の流れも調査

絶対に失敗しない医師、大門未知子が、閉塞感に包まれた業界を爽快に駆け抜ける医療ドラマ「ドクターX」。2012年からもう第6弾目となりますが、どこにも所属しない実力はピカイチの一匹狼。

「私、失敗しないので」という名セリフはあまりにも有名です。

言葉通りに、手術は一度も失敗をしたことがない・・・目の前の患者を救うというポリシーを曲げないで、権力にも見向きもしない姿勢がまたカッコいいですね・・・。

このストーリーでは、ひとりで戦う未知子ですが、唯一心を許しているのが「神原名医紹介所」の所長である神原晶です。未知子の親のような存在でありながら、謎の多いキャラクターでもあります。

神原晶の正体、シーズン3で手術した病気や、病院から徴収したお金はどこに行ったのかなど調べてみました。

神原晶とはどんな人物?

神原晶は、大門未知子が所属する「神原名医紹介所」の所長です。

実は、神原と未知子の父の大門寛はかつて同期として医局にいたのです。未知子と神原の関係ができたのは未知子の父・寛が診療所をつぶされ、未知子が多額の借金を背負った時に、それを肩代わりしてからの付き合いです。これまで未知子が稼いだ手術代は、この借金の返済として晶に徴収されています。

そして、15年前に未知子が神原に弟子入りしているんです。当時の未知子はとにかく出来が悪かったようで、みっちりと訓練したのが神原なんです。つまり、親のような部分もありながら師匠でもあるという立場です。

 手術の技術と、「どんなオペでも患者を見捨てない」精神を未知子に教えたのも神原です。

自他ともに認める「お金が大好き」な性格で、抜け目がなく、手術の後には毎回メロンを持って高額な請求をしにやってくる姿を見ると胡散臭い人と思っていましたが、ちゃんとして医師だったことがわかります。

神原晶の正体は何者?

神原晶は、シーズン1では、未知子と同じく、「ドクターX」の一人であったことが明かされています。

ストーリーの中のドクターXとは、成功率や生存率が低く、術式が確立されていない危険なオペにも果敢に挑む医師達のこと。シーズン3では、15年前の未知子に厳しく手術を教える回想シーンがありましたが、未知子が今とは全く違いオドオドしていて神原に教えられていました。
 
それだけ優秀な医者なのに、今はなぜか医師免許がはく奪されてしまっているんです。

この理由も、スペシャル版で明らかにされたのですが、金沢のクロス医療センターの病院長の黒須貫太郎(ビートたけし)が30年も昔に神原と一緒修行をしに行ったとき、黒須が現地の手配中のマフィアのボスの手術を請け負ってきました。

助手と執刀医をふたりでし、成功はしたものの、黒須が代金を持ち逃げしてしまいます。神原はそのことばインターポールにバレてしまい、神原が犯人をかくまったことで逮捕されそのまま医師免許をはく奪されてしまったのです。

本人が胡散臭いというよりも、事件に巻き込まれた感がありますよね。

せっかく凄腕の医者なのに、もったいないような気もします。 

神原が手術した病気とは

神原晶は、シーズン3の最終話で倒れ、肺がん、がんの脳転移、狭心症を発症していました。未知子は神原を助けたいと言いますが、もう無理だと神原は突き放します。

ただ、この心理には、親心が働いており未知子が自分の手術をして失敗することを恐れてのことでした。結局は、神原晶の手術を未知子がすることになり助けたいとの必死のオペで救われることになります。

「外科の手術は最初のトレーニングで決まる。どんな厳しいオペでも患者を見捨てない」神原が未知子にそう言って教えたことがこの難しい手術を成功させる原動力となったのですね。

未知子から徴収したお金はどこにいった?

毎回高額なオペ料を徴収している晶ですが、そのお金はどうしていたのでしょうか・・・。見た目にはかなり金に汚い感じもしていましたね。

神原は口先だけは病院を建てるとか言いながら絶対このオヤジが使い込んでる~!と視聴者の方も思ったのではないでしょうか・・・。

シーズン3では、そのお金のありかが判明しています。

未知子の天敵の蛭間(西田敏行)のオペを終え、いつもの銭湯に行ったときにそのことが偶然判明したんです。最近来なくなった神原が連れだと店の人も知っていたので、男湯に入れて放置してあった私物を整理してほしいと未知子に依頼します。

未知子がロッカーを見ると、「大門未知子外科病院」の建設プロジェクトの計画書と2億円近い現金がそのまま残っていました。

未知子の父・寛は、政治的なしがらみで自分の診療所をつぶされています。
それを見ていた晶は、未知子には自分の病院を持ってほしかったのかもしれません。

しーかーし、結局未知子は、そのお金をすべて使って宇宙旅行に行ってしまうという驚きの展開となっています。

まとめ

・神原晶の正体が浮き彫りになったのはseason3
・神原はかつてはドクターXであった
・未知子は15年前に神原に弟子入りしてみっちりと訓練を受けた
・病気は、肺がん、がんの脳転移、狭心症という重篤な状態
・未知子が手術し命は助かる
・お金は、銭湯のロッカーにすべて置いてあった
・未知子の病院を建てるために実は貯金していた
・医師免許はく奪は、かつてキューバ時代にマフィアで犯人を施術したことで逮捕されたのが原因

お金にこずるい男、というイメージでしたが、決して私腹を肥やすためではなかったんですね。
お互いに大切に想い合う存在であることがよく分かります。

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