5Oct

江戸時代から300年間、変わらぬ味で親しまれている王子扇屋の玉子焼き。浮世絵などにも書かれている歴史ある玉子焼きの中でも珍しいのが釜焼玉子です。濃厚なプリンのような食感だという噂の釜焼玉子はどんなものなのでしょうか・・・
王子扇屋の釜焼玉子とは?
王子扇屋とは、江戸時代から300年続く玉子焼きの専門店です(1648年(慶安戌子年)の創業)浮世絵に書かれたり、古典落語の「王子の狐」にも名前が出るくらいの歴史あるお店です。持ち帰りの専門店で、味は蜜が入っているので甘めの関東風の卵焼きです。
一子相伝をずっと貫いていて、代々当主しか焼くことができないってメチャクチャ伝統を感じますよね!
基本的には普通の厚焼き玉子がお店に並んでいますが、スペシャルメニューとして、形は丸くてまるでホール1個のスポンジケーキのような形をした釜焼玉子があります。
見た目にも迫力ある玉子焼きにはなんと玉子が16個!上に炭火を置いて蒸し焼きにします。 江戸時代には大名に出していた玉子焼きなんだそうです。
スフレやカステラが元になっているとも言われていて、釜焼玉子がホールのケーキのようになったのはそのせいだとも・・・イギリスの使節団が来てノウハウを伝授されたそうです。
ちなみに、落語「王子の狐」のあらすじとは・・・
王子稲荷の狐は人を化かすことで有名だった。ある男が王子稲荷にお参りをした時、1匹の狐が美女に化けるところを見かけます。その男は面白半分に美女になった狐に声をかけ知り合いのフリをします。 狐も話しを合わせてきたので、近くの料理屋「扇屋」に入り天ぷらで飲んでいると、狐は酔いつぶれて眠ってしまいます。そこで、男は玉子焼きまでお土産に包んでもらい「お勘定は女が払う」と言ってさっさと帰ってしまいます。 店の人に起こされた狐は化けの皮が剥がれてしまい、さんざんな目にあいます。
扇屋の釜焼玉子の値段や予約は?
この釜焼き玉子はケーキのようにピース買いはできません。1玉買いとなります。
1玉の値段は4,200円で予約が必要です。予約できるタイミングがあるようで、オフシーズンで3日前までとなっているようです。
気になる方は、まずお店に問い合わせた方がよさそうですね。
食べた人の口コミでは、濃厚なプリンみたいで上品な味だそうで
「染めおろし」と言って大根と醤油を合わせると淡い味になるのでお酒の肴にもなるようです。
扇屋の店舗の場所は?
扇屋さんの住所は
東京都北区岸町1-1-7 新扇屋ビル1F
03-3907-2567
営業時間:11:00~19:00
王子で買った、扇屋の玉子焼き
お出汁と天沢が絶妙でめっちゃ美味い! pic.twitter.com/zmVG6UJCtd— 長沢博明 (@hiroakinagaga) 2015年11月29日
王子扇屋の玉子焼きは通販でも買える?
王子扇屋さんでは厚焼き玉子は通販で買えます。
商品は、厚焼き玉子(1,300円税込)だけですが、菓子折りのように木箱に入っているようなので、高級感があって良いかもしれません。
もう一つの特集は食神社から。
落語「王子の狐」にまつわる王子稲荷神社と玉子焼きです。
出し巻き卵いいですよねー、こちらも合わせてご覧ください。https://t.co/SpsBYhjfxY#王子扇屋 #王子稲荷神社 #玉子焼 #王子 pic.twitter.com/SFQilx85Hn— 神社.com編集部 (@jinjya_com_k) 2017年8月1日
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