12Jul

NHKの朝ドラ「ひよっこ」もそろそろ後半に入ってきました。みね子のすずふり亭での生活も慣れてきたようですが、そもそもみね子が東京に出るきっかけとなったのは、父親の矢田部実(沢村一樹)の失踪です。
父を探すために上京をしたのですが、なかなか手がかりがつかめないままです。ただ、かつて父が初めて洋食を口にし感動した「すずふり亭」で娘のみね子が働くというのも何かの縁を感じます。
実はどうも生きてはいるようですが、家族思いであった父がなぜ行方不明になりいまだに連絡をしないのか、そしていずれ会えるのか気になるところです。
これまで、みね子にもたらされた父ちゃんの情報と、一瞬だけ垣間見えた父親の姿から記憶喪失説が有力のようですね。
綿引(竜星涼)が茨城から上京して手がかりを語った内容は、どうやら父ちゃんが給料日に郵便局から家族に送金をしようとしたところ、ひったくりに遭ってしまい、もみ合った末に犯人が父ちゃんの頭を殴り倒れたとの話・・・。
しかも、その後父ちゃんの姿は見当たらず、救急車を呼んだ形跡すらない。
そして、最近の父ちゃんの姿が一瞬映るんですが、それは以前、はじめて洋食を食べた「すずふり亭」の前。ただ、前と違ったのはその表情・・・。心がないというか険しいというか・・・。
田舎っぽく明るい雰囲気はなくなってしまって別人のようになっているところから記憶喪失ではないかという話が出てきているんです。
スリに頭殴られる→その衝撃で記憶なくなる→誰かに助けられる
こういった構図が真相ではないかと・・・。
これがサスペンスなら、父ちゃんには実は産まれたばかりで離ればなれになった双子がいて本人同士も相手のことは知らない・・・。父ちゃんの双子の兄弟がなにかヤバい仕事をしていて大金を持ち逃げしようとして犯人グループから狙われて・・・云々
こういったストーリーもなきにしもあらずでしょうが、おそらくこんな生々しい話ではなくやむにやまれぬ事情、つまり記憶喪失というのがやはり濃いでしょうね~
そして、にわかに父の実のことを知っているのではないかと思われる人が現れました。
ひよっこ父親の矢田部実は見つかるのか?
赤坂で父ちゃんの姿が確認されていますので、みね子と再会するのは近いかもしれません。
脚本家の岡田惠和さんは後半のキーパーソンと語るのが川本世津子(菅野美穂)です。彼女が今後、みね子たちの運命を握るのは間違いないでしょう。
先日には、とあるきっかけで、すずふり亭に入ってきた世津子が、そこに居たみね子の奥茨城の方言に反応をしたんです。つまり、奥茨城の方言を別などこかで耳にしているということだと思います。
かつて、傷を負った父の実を助けたのがこの世津子だったのか・・・。
今後の進展として、みね子がCMに出演するので、実は事故以来なにも思い出せなかったけれども、娘の姿を見ることで記憶を呼び戻すという話になりそうだと思うのですが、どうでしょう。
このストーリーのひとつとして「家族」という部分もあります。父の身を思うみね子の気持ち、そして父は最愛の娘に居場所を突き止めてもらい記憶を取り戻し家族の元に帰るという内容がしっくりくるんですよね・・・。
もし、命の恩人が世津子とするならば、実との関係はどうなのか・・・?少なくとも一定期間一緒に過ごすことになったふたりなので、なにか感情が生まれていると思ってもおかしくないですよね。
ただ、昭和の大女優的な雰囲気なので、恋や愛よりもプライドが勝つような潔い決断をしそうな気もします。