3Jan

第94回の箱根駅伝、今回の優勝は4年連続原監督率いる青山学院大学が優勝しました。初優勝から4連続優勝は箱根駅伝の長い歴史の上で、これまで3校しかなしえなかったことだそうです。
昔は、走るだけの長距離走って見ていてつまらなかったのですが、改めてよく見ると感動が詰まっていて面白いですね。みんなでタスキを繋いだゴールではウルウルしてしまいました。
強豪校であるからこそメンバーに選ばれるだけでもスゴイのに、ちゃんと記録を出した駅伝メンバーはスゴイ!ということで、今回の駅伝メンバーと原監督の作戦なども調べてみました。
青山学院大学の駅伝メンバーと出身高校
区 | メンバー名 | タイム(区間の順位) | 出身高校 | 同じ高校出身者 |
1 | 鈴木 塁人 2年 (すずきたかと) |
1:02:41(5位) | 流経大柏高 (千葉) |
青山学院:中根滉稀 |
2 | 森田 歩希 3年 (もりたほまれ) |
1:07:15(1位) | 竜ヶ崎一高 (茨城) |
ー |
3 | 田村 和希 4年 (たむらかずき) |
1:02:41(2位) | 西京高 (山口) |
東洋大学:中村駆 順天堂大学:野田一輝 神奈川大学:田中翔太 日本体育大学:住田優範 中央大学:神﨑裕 |
4 | 梶谷 瑠哉 3年 (かじたにりゅうや) |
1:03:39(9位) | 白鴎大足利高 (栃木) |
国士舘大学:工藤海良 上武大学:塩川香弥 |
5 | 竹石 尚人 2年 (たけいしなおと) |
1:12:49(5位) | 鶴崎工高 (大分) |
中央学院大学:由見光道 |
6 | 小野田 勇次 3年 (おのだゆうじ) |
58:03(1位) | 豊川高 (愛知) |
大東文化大学:谷川貴俊 東京国際大学:新田裕貴 |
7 | 林 奎介 3年 (はやしけいすけ) |
1:02:16(1位) | 柏日体高 (千葉) |
帝京大学:佐藤諒太 國學院大學:花沢拓己 |
8 | 下田 裕太 4年 (しもだゆうた) |
1:04:46(1位) | 加藤学園高 (静岡) |
順天堂大学:藤曲寛人 神奈川大学:荻野太成 日本体育大学:室伏穂高 帝京大学:小野寺悠 拓殖大学:長田悠太郎 |
9 | 近藤 修一郎 4年 (こんどうしゅういちろう) |
1:11:51(9位) | 九州学院高 (熊本) |
青山学院大学:神林勇太 日本体育大学:林田元輝 日本体育大学:中川翔太 東海大学:髙田凜太郎 東海大学:西田壮志 |
10 | 橋間 貴弥 3年 (はしまたかや) |
1:11:38(2位) | 山形南高 (山形) |
箱根駅伝のライバルであっても、同じ高校出身で元仲間ということも多いんですね。
今回は往路は、東洋大学の1年生西山和弥くんが、すごく良い走りをして区間で1位だったことから、勢いがついて往路優勝となりました。往路で30秒ちょっとの差は、6区の「山下り」であっさりと小野田くんが抜き去ってから青山学院の優勝が見えましたね。
テレビで観ていて、青山学院大学の選手層がめちゃくちゃ厚いな・・・と思いました。
解説では、勝因は7区の林くんの走りがあったとも言われていますが、10区の多くで1位~2位の走りをしていましたのでやっぱり強かったという印象です。
原監督の作戦とは?
名将原監督の今回の作戦は「ハーモニー大作戦」と名付けられていたのはご存知でしょうか? おっ!そんな、名前のついた作戦があったのか・・・と思って調べると
箱根は大混戦。浮き沈みの激しい凸凹駅伝では勝てない。調子のピークを合わせたチームが勝つ。まさにハーモニーが求められる。監督はオーケストラの指揮者。第九を聴いてイメージトレーニングをする。目指すは(世界的指揮者の)小澤征爾さんです(引用)
むむむ・・・、これは精神の部分で繋がるという意味でしょうか、単純だなとも思いましたが、逆にこれがシンプルでわかりやすく良かったのかなとも思います。
箱根駅伝の前の大会、出雲駅伝では青山学院は負けているんですよ。優勝は東海大だったのです。あと神奈川大学などと共に前評判では、3強で競り合うのではと言われていました。 実は、今年原監督がかかげた作戦はどれもうまくいきませんでした。
出雲駅伝・・・陸王
全日本大学駅伝・・・青山祭
なんだかな・・・(笑)陸王ってドラマのオマージュじゃないですか・・・。
これまでの原監督の作戦
「ワクワク大作戦」 試合を楽しんで行う作戦
「ハッピー大作戦」 全日本大学駅伝で辛くも優勝を逃した時、みんな落ち込んでしまっていた時に、監督は「笑顔」で戦おうと思ったそうです。言葉使いも前向きなものに変え、連覇のプレッシャーに打ち勝とうという作戦 ゴールした瞬間に周りの皆さんがハッピー、選手たちもハッピー、そして観ている国民みんながハッピーになれるような試合をすること。
「サンキュー大作戦」 3連覇に3冠、そして就任9年目に「感謝する」という意味を込めたもの。
まとめ
確かに、大学の駅伝に出場する選手たちって実力は白熱しているので、あとはどう走るかという精神論が出てくるんでしょうね。
原監督は選手の気持ちを感じるのと、パズルのように気持ちとをはめ込むのが上手い監督なんだと思います。
乗せ上手という感じでしょうか。 明るくしていたら運気が良くなるって良いことが舞い込むとよく言いますが、実際これらの作戦を見るとスポーツと精神論って大事なんだなと思いました。